2007年 01月 12日
近ごろ鰊が旨くて U月
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その昔、母親が鰊蕎麦をよく食べるのを見て、不思議だった記憶がある。あんなものの何が旨いのだろうと。それでも好奇心は抑えがたく、一度だけ自分でも注文したことがある。が、若かった私にはその旨さは分からず、当時の未熟な舌の判断に妙に納得したに留まっていた。
ところがである。年々歳々味覚同じからず。私の舌もそれ相応に経験を積み、鰊蕎麦の旨さに目覚めたのである。身欠き鰊を甘辛く炊いた棒鰊をつまみに、日本酒を傾けると堪らない。どこまででもふんわり、ぼやぁと時を過ごせるのである。
その鰊が蕎麦にはいるとどうなるか。ゆっくりと旨みが汁に溶け出し、得も言われぬ絶妙の味となる。U月の出汁の勝った汁にほの甘い鰊の風味が広がって、身体が温まる。この日は調子に乗って大盛りにしてしまった。これは失敗だった。ボリュームが出過ぎた。
U月の鰊は残念ながら自家製ではなく、京都から取り寄せているものだそうだ。なかなかいい味に炊けないので、との話だった。
ごちそうさま。
U月に関する以前の記事はこちら>>>「混んでいた週末のU月で」
2006年の今日の記事はこちら>>>「馴染みのない街で、久しぶりのS場」
2005年の今日の記事はこちら>>>「手羽先の仁義」
2004年の今日の記事はありません。
□□□きょうの「食」ヘッドライン・ニュース□□□
宮崎県で鳥インフルエンザの疑い 約750羽死亡
(アサヒ・コムから)
ところがである。年々歳々味覚同じからず。私の舌もそれ相応に経験を積み、鰊蕎麦の旨さに目覚めたのである。身欠き鰊を甘辛く炊いた棒鰊をつまみに、日本酒を傾けると堪らない。どこまででもふんわり、ぼやぁと時を過ごせるのである。
その鰊が蕎麦にはいるとどうなるか。ゆっくりと旨みが汁に溶け出し、得も言われぬ絶妙の味となる。U月の出汁の勝った汁にほの甘い鰊の風味が広がって、身体が温まる。この日は調子に乗って大盛りにしてしまった。これは失敗だった。ボリュームが出過ぎた。
U月の鰊は残念ながら自家製ではなく、京都から取り寄せているものだそうだ。なかなかいい味に炊けないので、との話だった。
ごちそうさま。
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宮崎県で鳥インフルエンザの疑い 約750羽死亡
(アサヒ・コムから)
by mesinosuke
| 2007-01-12 10:36
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