2007年 04月 12日
ちょっと時間調整に N室食堂
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ということで、Kのすぐそば、N室食堂を覗いてみることにした。前から気になっていたのだが、何となく行きそびれていたのだ。こういうときにこそ、立ち飲みだしね。
カウンターには、三人ほどの男性客が適度な間隔を開けて飲んでいた。おや、一番奥の若者は、ご飯もとって、こりゃ晩飯だ。入り口一番手前に陣取る。このあと旨い日本酒を飲む予定なのだ。あくまでも、ここは軽く。
「すみませ〜ん、ビールください」
と定石通り、生ビールをもらう。これでKにいったら、日本酒からスタートだ。
貼り紙をみて、つまみを決める。
「ええと、ポテサラと蛸の唐揚げ」と伝えると、若い彼がほんのわずかムッとしたような顔を見せる。
「天然の鰤、いいの入ってますが」
「きょうは、やめときます。また、今度」
おいおい、ここは新鮮な北の海の幸が売りなんだぜ!と彼の顔に書いてある。
申し訳ない。日本酒で刺身はいきたんだと心の中で言い訳をする。
ポテサラが下駄に乗って出てくる。七味を振って(最近、ポテサラに七味なのである)一口。ビールをグビグビッと飲む。蛸の唐揚げは出てくる気配がない。どうしようかな。やっぱり、頼んでみるか。そうするか、そうだな。そうしよう。
「すみません、やっぱり、鰤刺しもらいますわ。お願いします」
ざくざくっと、大ぶりの四切れ。五百円。これが、驚くほど旨かった。いやあ、彼がなぜ頼まないのかという顔をした理由がよく分かった。こりゃ、申し訳ないけどKの刺身より旨いね。
蛸の唐揚げは最後に登場した。なんと予想に反して、水蛸の吸盤部分だけを唐揚げにしてあった。これが抜群である。歯応えがなんともいえない。いやあ、新鮮で旨い。
いいね、いいねと飲んでいると、携帯が鳴った。Kからだ。さて、河岸を変えますか。
ごちそうさま。
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銀鱗輝く江戸前アユ 東京・多摩川
(アサヒ・コムから)
by mesinosuke
| 2007-04-12 15:04
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