2007年 10月 31日
訳あってHヶ谷 冷え切った身体に天麩羅蕎麦を
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がしかし、躊躇うと昼食難民になってしまうし、時間も限られている。そこで引き戸を引くと、概ね満席である。四人のグループはご機嫌に飲んでいる。三人家族は蕎麦を待ち、カウンターでは一人客、二人客が蕎麦を啜っている。カウンターの台の上には日本酒の瓶がずらり。あまり大したことはないのだが。カウンター奥には蕎麦焼酎のキープボトルがたくさん並んでいる。勤め帰りの人たちが居酒屋のように使っている気配ありありである。私たちはちょうどお勘定が済んだ二人連れの後のカウンターに腰掛けることができた。
そこで珍しく家人共々、天麩羅蕎麦を頼んだ。私は蕎麦屋で滅多なことでは天麩羅を頼まないのだが、この日は身体が冷え切っていて、この後を考えるとたっぷりとエネルギーが欲しかったのである。
出てきてみると、これがすごいボリュームだった。蕎麦の量がけっこうある。天麩羅もそれないに盛りだくさんだ。醤油辛い汁は、いかにも江戸風だ。(知らないけど、本当は)。蕎麦は、やや、以外と旨い。うん、町場でこの程度の蕎麦が啜れれば、まあいいよねという感じなのだ。週末に子どもなど連れてきて一献傾けてしまう感じなのだ。酒肴もいろいろあるし(とにかく四人グループが次から次へとつまみを頼むので、こっちも飲みたくなって仕方ないのだ。しかしきょうの私は運転手)。
私たちの左隣に座ったおばあちゃん二人も天麩羅蕎麦を注文していた。ここの人気メニューなのか。しかし、おばあちゃん二人が食べきれるかどうか、はなはだ心配だ。その結末をみることなく、私たちは店を去った。
ごちそうさま。
2006年の今日の記事はこちら>>>「今やフードビジネスと化したか N万の二重弁当」
2005年の今日の記事はこちら>>>「休日の午後 年に一度の試飲会で」
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猛暑で養殖カキ9割死滅 風物詩の焼き小屋ピンチ 長崎
(アサヒ・コムから)
by mesinosuke
| 2007-10-31 16:19
| ▷soba