2008年 03月 05日

店は、間口から勝手に想像するよりは奥行きがあり、席数も結構あった。まあせっかく来たのだから鰻重を食べて帰るというだけではもったいない。一献傾けようではないかといろいろと頼んだ。
肝焼き、焼き鳥、海老焼き、菜の花のお浸し、お新香……。これらのサイドオーダー、味もどうということはないのだけれど、とにかく高い。そして酒がいただけない。銘柄不明(苦笑)の燗酒。お世辞にも旨いとは言い難い。しかし鰻屋では酒だろうということで飲み続ける。
さて、いよいよ鰻である。K水鰻とは何か。O井川の伏流水の中で、薬品を一切使用せず、極力自然に近い状態で養殖されているブランド鰻である。所望したサイズの鰻は数が足りなかったので、一つ下のランクのものをオーダーした。何でも値上げしたらしく、事前に調べた情報よりもかなりお高め。
さて肝吸い、お新香とともにお重登場。食べてみる。う〜ん、旨い。トロトロな感じなのだがしつこくない。タレもさっぱりしていてよろしい。あとで聞いたところによると、タレには一切砂糖を使っていないのだという。S足の杜仲鰻が食べられるK京がなくなってから、鰻重をどこで食べるかが課題だったのだが、ここはいいかも知れない。もう少し酒肴がよくて安ければなあ。
鰻自体には満足である。ごちそうさま。


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by mesinosuke
| 2008-03-05 16:20
| ▷unagi